2023年10月22日(A年第29主日)

ケン神父のメッセージ:

皆さん、おはようございます。だいたい日曜日の朗読と福音は、私たちの私生活にとってあまり関係ないでしょう。ちょっとつまらないこともあるかもしれませんね。しかし、今日の福音は違います。今日はイエス様のジレンマと私たちのジレンマと同じです。それは、国に税金を払うことです。私たち働く人々は、日本の税金は給料から取られます。それ以外に買い物、食べ物等8%や10%の税金を払ったり、毎年車の税金も払いますし、札幌市にも私は払っています。ひどいですね~。モノの値段が高くなりますが、税金は少なくなりませんね。時々、高く感じます。皆さん同じ意見はありませんか?しかし、私は外国人なので、日本の生活はアメリカの生活よりも町が美しいですし、安全で、健康も良いですし、道路状態もよいです。そして、市民が楽しめる街になっています。ですから私たちが払う税金は、日本の生活の質を高めるために影響があるので、私は文句を言えません。満足です。

しかし、福音の中にあるイエス様の時代のユダヤ人たちは、色々な気持ちがありました。ローマ人たちが、イエス様が生まれる前の50年くらいに侵入しました。侵入される前に、イスラエルは神政国家でした。その雰囲気の中で、神様のルールが人々の命を導きました。ローマ帝国は、ちょっとわかりにくいシステムでした。少し民衆のセンスがありましたが、だいたいイギリスと同じ、お金持ちの家族が王様の家系として、導きました。また、その王様たちが、神様のパワーを持っていました。ですから、ユダヤ人たちがその雰囲気の中で生活をするのは大変でした。ローマ人たちが神である態度によって、モーゼの十戒の第一の掟に反対の行動をとっていました。皆さん、第一の掟を覚えていますか?「あなたがたは、神である私をおいて、他の神はあってはならない」と言われていました。ですから、当時のシーザーに礼拝することと、お金を渡すことは掟とは反対の活動でした。そのジレンマにぶつかってイエス様は宗教のリーダーたちに、格言を言いました。それは「皇帝のものは皇帝に、神のものは神のもとに返しなさい」という内容です。その言葉は、ローマ人の好きな宗教、ヘロデ派の宗教リーダーたちが満足する内容でした。ローマ市民も喜んだからです。そして、ファリサイ派の人々はローマの政治のシステムを嫌がっていたので、イエス様の答えに満足しました。残念ながら、普通のユダヤ人たちはかわいそうなので、税金は重い責任があったので、払うことが大変でした。その時代払えないことがあれば、家族一人がしもべとして、離れることになっていました。それでお金を得て、ローマに強制的に税金を払うことになっていました。とても大変でしたね。

兄弟姉妹の皆さん、私たち日本に住んでいる人々は、イエス様の格言に大切な意味があります。なぜなら私たち日本の国民だけではなく、洗礼を通して天国の国民も持っているからです。私たちの身体は地球で生活をしますが、お祈りの時、魂は天国とコミュニケーションをしています。神様とシーザーのような政治家は違います。神様は私たちを無理に税金を払う責任を負わせません。神様から税金を払う紙もきません。考えると、日本のお金は円、アメリカのお金はドル、ヨーロッパのお金はユーロ、そして天国のお金は愛です。

今日の福音を通して、どのような方法で、私たちは神様からいただいた愛の財産を使うかが課題です。2000年前のローマ帝国のリーダーたちは、自己愛を通して、貧しい人々を考えませんでした。それは偶然ですが、アダムとイヴの神様の禁止された果実を食べてしまった間違いと同じです。原罪はわがままな態度を含んでいます。私たちはカトリック信者たちの課題は、イエス様とマリア様と同じように、思いやりの態度を通して生活をすることです。今イスラエルと、パレスチナの戦争の源は、憎しみです。ですからこの戦争の源は、心の問題です。心の戦争です。そのために、爆弾ではなく、愛の力を通して、この憎しみの毒を癒さなければなりません。

どうぞ皆さん、このミサの中で、この酷い戦争をなるべく早く終わらせるために、私たちの愛を祈りを通して送りましょう。そして、日本でも、もっともっと、生活に良い場所をつくるために、来週よりも、もっともっとお互いを愛を通して生活いたしましょう。今週の日曜日は、世界宣教の日です。私たちは、洗礼を通して宣教の召命を持っています。そして洗礼の道具は、私たちの愛です。頑張りましょう。ありがとうございます。

Sapporo Catholic Mass Community

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