2023年11月12日(A年第32主日)

ケン神父のメッセージ:

皆さん、こんばんは。二週間後に、今年の教会カレンダーが終わります。来年からB年の朗読が始まります。その時にマルコによる福音を読みます。11月の朗読は、世界の終りの雰囲気を表しています。その目的は、私たち目の前の人生の目的を忘れないためです。世界が終わるときにイエス様が再臨して、私たちを天国に連れていきます。その日を私たちは知ることはありません。しかし、イエス様が私たちを準備するために、今日の福音の中の物語で分かち合いました。その物語の雰囲気は結婚式です。イエス様は結婚式が好きなようですね。皆さん覚えていますか?イエス様の最初の奇跡は、カナの婚礼の中で行われました。また、色々な結婚の物語もあります。イエス様にとって、天国は結婚の婚礼に似ているそうです。

皆さんが今日の福音の内容を理解するために、2000年前の結婚式について少し説明したいと思います。そのとき、結婚式は1週間行われました。なぜなら、旅が難しかったからです。お客さんたちは歩きだったり、馬に乗り移動しました。結婚式は夜に始まります。ですから、今日の福音の中で、10人のおとめが花婿を迎えに行くために、ともし火を持っていました。しかし、花婿がいつ来るかわかりません。ちょっとサプライズのような雰囲気です。今日の物語の中で、花婿は遅く登場しましたので、5人のおとめの油が無くなってしまったそうです。花婿は新婦の家に行って、彼女を自分の家に連れてくために、行列をしました。その時に、おとめたちはその助けをすることが大切でした。そして、花婿の家に到着して、ともし火を持った乙女たちと、新婦と、招かれたお客さんだけ家に入り、塀の扉を閉めてカギを掛けました。その後で、家の中で婚礼が始まりました。その文化によって、5人のおとめたちは、遅くに到着してしまったので、家の中に入ることが出来ませんでした。

実は、この物語は、イエス様の未来の結婚式についての話です。イエス様の奥さんは私たちカトリック教会です。私たちは皆洗礼式を通して、イエス様の結婚式に呼ばれています。2000年前のユダや人にとって、結婚する夫婦の誓約は、世界でもっとも強いものだと考えられていて、イエス様と私たちの関係も理解することができました。その意味は、イエス様は私たちを愛することです。私たちを救うために、自分の命をささげました。

兄弟姉妹の皆さん、毎回のミサは、イエス様の婚礼のためのリハーサルです。そして、御聖体は天国の婚礼の味がするものです。そのために、新しい日本語のミサで御聖体を迎えるための言葉が変わりました:神父は、「世の罪を取り除く神の小羊。神の小羊の食卓に招かれた人は幸い。」そして、信者たちは答えます。「主よ、わたしはあなたをお迎えするにふさわしい者ではありません。おことばをいただくだけで救われます。」この言葉は、今日の福音の婚礼の雰囲気から新しいミサの式に入れられました。

今日の福音を通して、私たちは喜びに溢れるはずです。なぜなら私たちはイエス様の婚礼に招かれた人々です。天国は私たちの運命です。しかし、私たちの今の人生も特別な目的があります。それは賢いおとめたちの模範です。私たちは信仰生活を通して、周りの人々に、イエス様がいらっしゃる目的を表すべきです。どうぞ皆さん、愛の業、愛の言葉を通して、イエス様に迎えましょう。ありがとうございます。

Sapporo Catholic Mass Community

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