2023年11月26日(A年王であるキリスト)

ケン神父のメッセージ:

皆さん、おはようございます。今日は王であるキリストの祝日です。今日は、典礼カレンダーの中で、A年の最後の日曜日です。来週から新しいB年が始まります。そして、B年の中で、マルコによる福音を読みます。皆さんのプリントの表紙で、色々な王であるキリストの絵画を付けました。おそらく、自分のスピリチュアリティーを通して、好きなタイプがあると思います。

 私たちカトリック信者たちの基本的な信仰は、御復活と天国での永遠の命です。実は王であるキリストの祝日は、私たち未来の天国での命について書かれています。しかし、私の研究を通して、色々な国々も永遠の命の信仰があるとわかりました。それは場所や伝統によって違います。私たちが王であるキリストの祝日の意味を深く感じるために、その他の国々の考えを見ると良いと思います。

 1974年、中国の西安市の田舎で、男性たちが井戸の水を探すために、2000年前の 兵馬俑(兵士と馬をかたどったもの)が見つかりました。これは、中国の始めの始皇帝が作ったものでした。目的は、彼が死んでから自分のお墓を守るためでした。8000位の像があります。それを作るために40年くらいかかったそうです。そして誰も、その場所が分からないように、作った人々を全て殺そうとしました。また、彼の3000人の奥さんたちも殺そうとしたそうです。始皇帝は、本当にイエス様と同じ時に生きていました。2000年前です。彼のもう一つの出来事は、万里の長城を作ったことです。この壁は、外の国から侵入を許さないように造られ、6000キロメートル以上の長さです。万里の長城の努力を通して、死後永遠の命が与えられると信じていた証拠です。しかし、彼はユダヤ教とキリスト教とのコミュニケーションは、全くない中で、永遠の命の存在を考えていました。

 エジプトでも永遠の命を信じていたようです。ピラミッドのなかで、ファラオの王様たちは、次の命のためにたくさんの金やお金、宝石と一緒に葬られました。その目的は、次回の人生で使うためでした。そして、身体の臓器をビンで保存し、腐らない状態で保管されました。この文化は、ユダヤ教より古い文化なので、自分たちに永遠の命があると考えられていました。

 また、南アメリカのアーステックとマヤの文化の中でも永遠の命の信仰があったそうです。その根拠のために、死ぬ時に次回の世界でまた食べることが出来るように、自分の食器と食具と一緒に葬られました。もちろん、1495年までに、誰もアメリカに行きませんでした。そのために、ユダヤ教徒キリスト教との接点はありませんでした。コロンブスがアメリカ大陸に到着して初めて、キリスト教が影響を与えました。

 この中国と、エジプトと南アメリカの歴史を通して、ユダヤ教徒キリスト教が関係なく、永遠の命の精神があることがわかりました。しかし、今日のイエス様の福音をとおして、良い知らせがわかります。それは、天国に入るために、特別な力と特別な財産が必要ありません。始皇帝の恐怖と、エジプトの財産、また南アメリカの食器類も天国に入るために必要ありません。天国に入るために簡単な面接はあります。人生の中で、かわいそうな周りの人々のために、愛の業を行ったかどうかが大事な質問があります。お腹が空いた人、のどが渇いた人、泊まる場所がない人、服がない人、お見舞いをしたかどうか、そして刑務所のような場所で、支援をしたかが質問の内容です。

 皆さん、私たちが天国に入るために、イエス様が一番難しい仕事を行いました。彼は私たち人間の代表として、すべての憎しみを自分の身体に受けて、何も悪いことをしないうちに自分の命をささげました。今日の福音を通してイエス様の希望は、彼がいない時に、愛の業を続けることを頼んでいます。簡単に、イエス様、マリア様、ヨセフ様が私たちの模範です。優しさと愛の業を通して、知り合いと知らない人々を助けるべきです。皆さん、このイエス様のお願いを頑張りましょう。

 最後に私がジョンレノンの有名な歌「イマジン」ついて話したいと思います。知っている人もいると思いますが、私はニューヨーク出身ですね。日本に来る前はニューヨークの病院で、看護師として勤めていました。私はマンハッタンの東の地域に住んでいました。そして、毎週何回か運動のために、西の地域の方に歩いて、YMCAで水泳と空手を勉強しました。偶然ですが、ジョンレノンとヨーコ・オノのアパートはYMCAの隣でした。1回ヨーコに会いました。このイマジンという歌の歌詞は、もっと優しい世界を想像力を使って考えることです。そのもう一つの新しい世界は、暴力がなく平和な世界でした。実はジョンレノンと、リンゴスターは、イギリスの教会でした。ジョージハリソンとポールマッカートニーはカトリック信者でした。私個人で、この歌の歌詞の中で反対の考えもありますが、新しい世界を想像して考えることは、もっとも大切だと思います。それは夢の力も加わります。

 考えると、イエス様もジョンレノンと同じように、夢を追いかけた人です。しかしイエス様は、歌を買ったこともありませんし、聖書の中で文章も書いたものはありませんでした。イエス様は簡単に愛を実践しました。神様への愛と隣人への愛を毎日イエス様は頑張りました。どうぞ皆さん、待降節に入りながら、イエス様と同じ夢でつながりましょう。それは愛の人生です。

 表紙のページで、色々な王であるキリストのイメージを入れました。その中で、ひとつだけ伝統的な王座に座っているイエス様のイメージがあります。なぜなら、私個人にとって、王であるキリストのイメージは、王座に座ることよりも、毎日かわいそうな人々を探しながら助けているイメージです。イエス様は働いている王様です。兄弟姉妹の皆さん、私たちの洗礼とイエス様への愛を通して、天国の国民になりました。どうぞ私たちの天国の入場券を表すために、愛の生活を示しましょう。ありがとうございます。

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