ケン神父のメッセージ:
皆さん、おはようございます。今日はクリスマス・イヴですね。楽しいですね。私が子ども時代に、クリスマスプレゼントをもらうために、待降節の中で父と母が私たち7人の子供たちをデパートに連れて行って、サンタクロースと相談しました。だいたい、お願いしたものは奇跡のようにクリスマスプレゼントが、クリスマスの朝にツリーの下に置いてあります。とても楽しい思い出です。毎年ひとりみっつのプレゼントを貰っていました。それは父と子と聖霊からのプレゼントだと父が説明していました。良い子供なので、神様からのプレゼントだと言っていました。やはり、サンタクロースと神様と、両親からのプランですね。子供時代の神秘ですね。どうですか?皆さん。今年のクリスマスのために、プレゼントの希望はありますか?服ですか?お酒ですか?ゲームですか?宝石ですか?もっと霊的なプレゼントで、病気からの快復のプレゼントの希望はありますか?とても偶然ですが、今日の聖書の朗読と福音は、プレゼントの希望についてです。
歴史の中でユダヤ人たちの希望のプレゼントは、素晴らしい王様でした。それは、救い主メシアです。もっと平和的な愛いっぱいの人生の希望がありました。そのために、今日は少しイスラエルの王様と、難しいリーダーシップの歴史を振り返りましょう。イスラエルの第一の王様はサウルでした(紀元前1050-930年)。神様は預言者サムエル(紀元前1070-1012年)を通して、彼を見つけ、油で祝福することを依頼しました。残念ながら、サウルは3回も神様が希望する活動を断りました。ですから、さらに神様はサムエルを通して、別な王様を捜すことを依頼しました。次の王様は若いダビデでした(紀元前1035-970年)。預言者サムエルもダビデを油を通して祝福しました。ダビデは、羊飼いでした。ベツレヘムの出身です。彼は色々な才能を持っていました。神様を賛美する為に、沢山の詩編の歌を書きました。そして彼の価値観を通して、勇気を持っていました。その根拠として、ゴリアトとの戦いが記録されています。彼は40年間王様として活躍して、息子ソロモン(紀元前1010-931年)に王座を渡しました。ソロモンは神様のために、立派な神殿をイスラエルに建てました。その中で、モーゼからいただいた契約の箱を中で保管しました。実は、彼のお父さんダビデ王も、神様のために神殿を建てる気持ちがありましたが、彼の霊的な指導者のナタンは、「神様が石材を使った神殿は希望されていません。」と、ダビデ王に伝えたので神殿を建てませんでした。それは今日の第一朗読に含まれています。もちろんこの話は、イエス様のメシアとして生まれる預言ですね。イエス様は神様の存在で、教会の基礎です。残念ながらソロモンは立派な神殿を建てましたが、神殿を建てるために国の財産を全て使ってしまいました。そのために国民から反対運動を受けて、国が分かれてしまいました。
北の新しい国は「イスラエル」、南の国は「ユダ」と言いました。紀元前732年、アリシアの国は北のイスラエルに侵略して、イスラエルの人々をアシリアの国に連れて行きました。同じく、597年にも南の国のバビロンの王様ネブカドネザルは(紀元前605-562年)、ユダの国の首都町エルサレムを破壊して、国民をしもべとしてバビロンに連れてきました。良いことは、50年後にキュロス王様(紀元前590-529年)がクーデターを起こして、とても優しい王様としてユダヤ人たちは、自分の国へと解放されました。キュロス王は、イザヤを通して、「メシアだ」と記録されています(イザヤ書45章1節)。なぜなら、ユダヤ人たちの色々なニーズを満たすために、たくさんのお金を寄付しました。キュロス王のおかげで、王様ネブカドネザル通して無くなった神殿をもう一度建てることが出来ました。その第二の神殿は、イエス様の時代にも残っていました。残念ながらユダヤ人たちの自由は、短いものでした。なぜなら、紀元前330年、有名なアレクサンダー王がギリシャから侵略してきて、文化と言葉を全てギリシャの形に変えました。彼の時代に建てた劇場などの建物は、今でもたくさん残っています。聖書もギリシャ語に翻訳しました。イエス様が生まれる前、紀元前63年にローマ帝国が侵略して、国民をコントロールするために、ヨルダンの国からヘロデ王を連れてきました。ユダヤ人の王たちの興亡と、ユダヤ人を圧迫した侵略者たちの歴史を振り返ることで、ユダヤ人がなぜメシアを待ち望んでいたのかを理解することができます。イエス様(紀元前3年—西暦30年)はその雰囲気の中で、神様から救い主(メシア)として生まれることになりました。
イエス様のお母さんマリア様は、この暗い歴史を変化しました。マリア様はイエス様の第一の弟子でした。今日の福音を通して、マリア様のイエス様のお母さんになるための賛成を通して、イエス様の身体の第一の聖櫃になりました。ですから、本当にマリア様は第一の教会ですね。ダビデ王様とソロモン王様は、神様の存在を見せるために、石で造られた神殿を建てたいと考えていました。しかし、神様は建物の中で制限されたくありません。神様はいつも活動的で、進歩を目指しています。それはクリスマスの物語の雰囲気です。全ての人物は活動しています。ヨセフとマリア様はナザレからベツレヘムに旅をしました。宿屋の主人は、ヨセフのお願いを通して、自分の馬小屋のスペースを二人に提供しました。羊飼いたちは、自分の仕事場から馬小屋に足を運びました。天使たちは、天国から羊飼いたちにお知らせするために来ました。東からの博士たちは、聖書の勉強と星の勉強を通して、ベツレヘムまで赤ちゃんイエス様に会うために導かれました。また皆さんもとても寒い北海道の寒い朝の小野幌教会に、イエス様に感謝をするために、信仰を通して導かれました。
今日の第一朗読から学んだことは、私たちが神様を管理することは、任された仕事ではありません。神様は自分自身を管理できます。私たちの役割は、神様のチームに入ることです。ダビデ王とソロモン王は、神様を管理するために、神殿に入ってもらいたいと思っていました。それは間違いですね。しかし、福音の雰囲気は全然違います。マリア様は、神様を管理することよりも、自分の命を神様の手に委ねて賛成しました。本当はマリア様にも自由はありました。昔、聖書の始めの物語で、イヴが神様の意思に反対して、禁止されたリンゴを食べました。しかし、マリア様は、神様を助けるために、忠実に賛成しました。皆さん、今日は待降節最後の日です。この22日間の霊的な成長を祝うために、マリア様の有名な同意の言葉を祝いましょう。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」私たちも人生の中で、マリア様と同じように、突然難しい出来事にぶつかることがあります。その時に、天使ガブリエルのメッセージを思い出しましょう。「心配しないで、神様を信じて、愛を通して問題を乗り越えてください。」
しかし、マリア様の御心を誤解しないでください。マリア様は神様のしもべではありません。マリア様は特に信仰心が強い女性でした。天使ガブリエルに、色々な質問をしました。この質問を通して、マリア様は神様との信頼関係を感じています。特に、マリア様の質問は、「なぜ、この出来事がわたしに起こったのか?」ではなく、「どうして、その出来事がわたしにできるでしょうか?」でした。私たちは、悪いことにぶつかった時に、よく「なぜ」という質問をします。それはわがままの質問です。しかし、マリア様の質問を通して、神様の助けをいただくために心を開きました。聖書を振り返ってみると、有名な人物もマリア様のアプローチをしました。例えば、ノア、アブラハム、エジプトのヨセフ、モーゼ、マリア様の婚約者のヨセフなどです。彼らも、神様に「どうして、この作業ができるでしょうか?」と聞いたので、神様はそれらの質問に対して導きました。
兄弟姉妹の皆さん、昔から人間は、幸せな生活を送れるように、神様からメシアを望んでいました。明日、クリスマスの日に、その希望を神様は与えてくださいました。その由来から、「メリークリスマス」の挨拶をするようになります。どうぞ皆さん、マリア様と同じように喜びの気持ちを、周りの人々にも示しましょう。神様は私たちとともにいらっしゃいますので、心配はありません。
皆さん、少し早いですが、クリスマスおめでとうございます。今年の協力のために感謝します。また来年もよろしくお願いします。
メリークリスマス!
ケン神父
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